必殺技会議

古泉「あなたに相談したいことがあります」
キョン「改まって何だ」
古泉「閉鎖空間でのことなのですが……」
キョン「またハルヒのご機嫌を取れとか言うのか」
古泉「いえ、そうではありません」
キョン「それ以外で俺が相談に乗れるようなことあんの?」
古泉「ええ、これを相談できるのはあなただけなのです」ズイ
キョン「……お、おう。そこまで言うなら聞いてやる。一体何だ?」

古泉「実は神人狩りをするときの必殺技を考えt」
キョン「帰れ」
古泉「ちょっ! そんなあっさり! こんな事相談できるのあなただけなんですよ! 見捨てないでください!」
キョン「なんで俺だけなんだよ!」
古泉「男と生まれたからには一度はオリジナルの必殺技を妄想するものでしょう」

キョン「よしわかった、サイコボール、サイコソード、サイコクラッシャーでいいだろ。飛び道具、対空技、突進技とバランス良く揃ってる。カンペキだ」
古泉「全部格ゲーのパクリじゃないですか。もっとこう古泉一樹らしさを前面に出してですね」
キョン「なんでこーゆーときだけ自己主張が強いんだよ。じゃあイツキビーム。ちゃんと目から出せよ」
古泉「朝比奈さんともろかぶりです。もっと真面目に考えてくださいよ。あなたの全身から投げやりオーラが迸っています」
キョン「真面目にやってられるかこんなこと! 人にばっかり頼ってないで自分でも考えろよ。……ああ、お前の命名センスは絶望的だったか」
古泉「一応考えてはみたんですよ」
キョン「ほう、言ってみろ」
古泉「イツキのドキドキ☆ラブリーハートアタック」
キョン「神人に潰されて死んでしまえ」
古泉「ひどい!」
キョン「なんだその気味の悪い技は。俺の閉鎖空間が発生しそうだ」
古泉「フリまで考えたのに……」
キョン「余計なことを」

古泉「イツキの!(クルッ)ドキドキ☆(キュピーン)ラブリーハートアターック!(ビシッ)」
キョン「……」
古泉「……まあ、ダメですよね。神人に効くわけないですよね。だいたい仲間に見られたら恥ずかしいし……」
キョン「……なんか俺には効いたみたいだ」
古泉「!?」

 


バカ男子ネタのつもりが微妙にキョン古オチ