起き抜け

「古泉ー。朝メシ何がいい?」「…………ラーメン」「わかっ……ええ!?」
袖で手が隠れ気味になってる……というのを描きたかった。

lonely featherのぴこ様から、この絵のSSをいただいてしまいましたあぁ!


古泉の寝起きはすこぶる悪い。
いつものにこにこ顔がぽけらっとしている。

この顔を拝めるのも、恋人の特権なんだよなと思うとにやけちまう。

そろっと盗み見ていると、顔を洗った古泉は、なぜか素肌にシャツを着た。

おいおい
無節操にサービスすんなよ!

と咎めたい気持ちもあったが、長めの袖に手間取りながら、カフスボタンと格闘している古泉を見ていたら、注意はもっと後にしようと思った。

「こ・い・ず・みー。朝メシ何がいい?」

古泉は俺のほうを見てふにゃりと笑うと
「……ラーメン」
と答える。

「わかっ……ええ!?」

おまっ、寝起きにラーメンかよ!

不健康な発言にゲンナリしながらも、俺はいそいそと鍋を出す。

「ふふっ。作ってくださるんですね、ラーメン♪」

俺の肩に顎を載せて、耳元でささやく古泉の頭を撫でる。

「作ってやるから、シャツの下にTシャツ着ろよ」

自分のシャツの中を見て真っ赤に染まった古泉は、いそいそと着替え始める。

俺はラーメンを作りながら、古泉vsカフス第二ラウンドを堪能した。


うああ、朝にラーメンとかアホいコメント書いたのに、なぜこんなカワイイことに!?
幸せいっぱいの二人に癒されすぎる……!
ぴこ様、どうもありがとうございます!