ごっこ
キョン「古泉古泉」
古泉「なんですか?」
キョン「カイジごっこしようぜ」
古泉「ゲームで恐ろしげなモノを賭けて『ざわ…ざわ…』するんですか」
キョン「バカ言うな。喋るときに適当に『……!』を挟むだけだ」
古泉「はい?」
キョン「あと『っ…!』もたまに混ぜてくれ。はいスタート」
古泉「お察しの通り……! 超能力者ですっ……!
そう…呼んだ方がいいでしょう……!」
キョン「だったら何か力を使って見せてくれよ……!
例えば……! このコーヒーを…元の熱さに戻すとか……!」
古泉「さすがは……! 涼宮さんですねっ……!」
キョン「不気味な声を出すな……! 息を吹きかけるな……!
顔が近いんだよ……気色悪いっ……!!」
古泉「……ぐだぐだ喋りのはずが妙な緊張感に包まれましたね」
キョン「ああ、しかもなんだか息苦しい」
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キョン「古泉古泉」
古泉「なんですか?」
キョン「ジョジョごっこしようぜ」
古泉「僕は超能力者ですがスタンドは出せませんよ」
キョン「そんなものは期待しとらん。喋るときに語尾に『ッ!』をつけるだけだ」
古泉「はい?」
キョン「あと語尾は体言止めか、であるだ調にしてくれ。はいスタート」
古泉「あの青い怪物ッ! 我々はスタン……じゃない、神人と呼んでいるッ!
ヤツは涼宮さんの精神活動と連動しているのだッ!!」
キョン「こうして俺達は出会ってしまったッ!
しみじみと思う! 偶然だと信じたいッ!!」
古泉「後ろからッ! 抱きしめてッ! I love youと囁くんだッ!!」
キョン「世界を大いに盛り上げるためのッ! ジョン・スミスをよろしくッ!!」
古泉「……思わず立ってポーズを決めながら言ってしまいますね」
キョン「ああ、なぜか座っていられないな」
ヘルシングごっこも考えたんですが平野節を再現する力量がなかったのでパス。