○○をかける少年

キョン「おまえ目玉焼きに何かける?」
古泉「いけません!!」
キョン「うぇ!?」ビクッ
古泉「何という恐ろしいことを……。それはあらゆる友情を破壊し、恋人たちをことごとく破局に追いやった悪魔の質問ですよ!」
キョン「大げさだな……。俺はおまえが目玉焼きに砂糖や蜂蜜やチョコチップや、あるいはそれら全部をかけて食ってても気にしないぞ」
古泉「あなたの親戚の糖尿病侍といっしょにしないでください」

キョン「いいから答えろよ」
古泉「ご安心ください。僕はこの永遠とも言える論争に終止符を打つ、究極の答えを持っています」
キョン「ほう……言ってみろ」
古泉「目玉焼きにかけるもの、それは」

 

古泉「『おいしくなぁれ☆』の魔法です!」

 

キョン「………」
古泉「……はは、なーんて……」

キョン「………」
古泉「………」

キョン「コラァァ!! 古泉ィィィィ!!」ガターン!!
古泉「うわああ、ごめんなさいごめんなさい!」

キョン「なんだそれは!? なんだそれはっ!! そういう台詞が許されるのは朝比奈さんのような可憐で純真無垢な女性だけだ!!」
古泉「すみませんすみません、ほんのジョークで……」
キョン「おまえが言ったってかわいくなんかない全然かわいくなんかないまったくもってかわいくなんかない! 俺は萌えてない断じて萌えてなどいない!」
古泉「え……あの?」
キョン「かわいくなんかないかわいくなんかないかわいくなんか
古泉かわいいいいぃぃぃぃーーーーー!!!!」ガバッ!!
古泉「ぎゃああああぁぁ!?」

 


自分で書いといて何だけど、これは萌えるところなのかな……。